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コラム MEビル物語《2006年特別企画》憧れの自社ビル生活は、そんなに甘くなかった

第十話 「1週間7本勝負」

N氏の3センチもの厚みのある設計指示書を1ページずつ開き、打合せが始まる。スタッフの席並びなどは、C工事と呼ばれる大工さんの工事なので後でよいとして、壁やらのレイアウトはA工事のため、先に、決めなければならない。ん?建築会社のベースの工事がA工事。大工さんのつくりつけ家具とかの工事がC工事。じゃ、B工事は? って、聞くでしょ普通。一級建築士は、笑って言い放った。「なんでしょね?」おいおい!よいのかそんなアバウトで。

なんてところで、時間を使っているヒマはない。今夜ももう23時。設計士さんは、この後、戻って図面の修正をする。昨日も一昨日も、修正図面がメールで届いているのが4時頃。午後からミームで会議。いつ寝てるのだろう。と気の毒になるが、それでもトイレの使い勝手を考えて、レイアウト変更を依頼する。すまぬすまぬ。ワガママを許してください。だって、一生モノのビルですよ。気に入らないから、また大改装する、なんて余裕ないっすから。ここはひとつ、トコトンお付き合いいただきましょう。

こうして、1週間、図面を練り上げて、設計指示書が出来上がった。さー、遂に、コンペティションが始まります!

・・・・to be continued.